HOME > 採用情報 > 専門技術者 > 元研究職出身者向け – 魅力を知る > 先輩を知る(元研究職出身者向け)

【元研究職出身者向け】先輩を知る

専門技術者として働いている先輩の皆さん

研究者から研究支援までの道のりと心境の変化

元大学研究職
女性主席部員Aさん

病院で医療技術職を務めた後、米国の大学で博士号を取得して帰国し、大学に移って研究者から始めて助教まで医学系の研究を続けました。長年研究をしていると、いくら頑張っても上手くいかない時期があります。そんなときには、頭の切換が必要です。昔、特許庁で特許審査の補助業務をしていた時期があって、特許にはもともと関心があったことから、研究が行き詰ったときの気分転換として、特許の勉強を始めました。次第に息抜き程度の勉強では物足りなくなり、研究とのバランスを取りながら、本格的に勉強を始めて弁理士試験も合格しました。そして、大学での研究生活に「やり切った」感を覚えたタイミングで、今度は立場を変えて、研究者を支援すべく研究開発法人で産学官連携の仕事を始めました。研究者支援は、これまでの知識・経験を生かせる仕事ではありましたが、仕事を続けるうちに自分の成長の点では物足りなさを感じるようになりました。

【成長していくためのIPCCへの転職】

それまでの知識・経験を生かしつつ自分の成長を促してくれる職場を探してたどり着いたのが、IPCCでした。知財業務のなかでも本格的なサーチは未経験だったので、プロのサーチスキルを獲得できる職場に大きな可能性を感じて、IPCCに応募しました。IPCCの採用面接は、自分がこれまで経験した一般的な面接とは異なり、数回に亘る面接を通じて一連の業務内容を模擬的に経験できるように構成されていました。採用面接を通じて、業務イメージをある程度掴むことができたので転職によるミスマッチは感じませんでした。さらに、IPCCでは、新人に対して念入りな研修プログラムやサポート体制が用意されています。研修プログラムを消化するのは簡単ではありませんが、基礎からしっかりと学べて実務に必要な知識を予め習得できるので、安心して業務に取り組むことができます。そして、業務は、基本的に個人で進められる点で研究職と共通しています。また、生き生きと仕事をしている人が周囲に沢山いるフラットな組織なので、職場環境は快適です。これから、実務でサーチスキルを磨いて自分の成長を促しながら、生き生きと長く仕事が続けられるよう頑張っていきたいと思います。

大学での研究と厳しい競争

元大学研究職
女性主席部員Bさん

 

大学卒業後、民間企業を経て国立大学に移り、約20年間にわたり医学関係の幅広い分野で研究に従事しました。その間、研究成果をいくつか特許出願しましたが、知財への関心というよりは、研究実績を公的に残すことが主な目的でした。

当時は、まさか、自分が知財関係の仕事に転職するとは思ってもみませんでした。

大学では、研究成果の積極的なアピールを続けて激しい競争を勝ち抜かないとポストを獲得・維持できない仕組みとなっています。それに加えて、年齢のハンディが加わると大学に残ることが難しくなっていきます。私の場合も同様で、携わっていた研究プログラムが終了したことを契機に大学は卒業となりました。転職にあたり、やはりアカデミアは年齢的に難しく、新たな業界を考えざるを得ませんでした。

【大学での研究の知識・経験を生かせるIPCCの仕事】

転職先を探している中で、ある日、研究室で回覧している学会誌(「化学と工業」)に掲載されていたIPCCの求人広告に目が留まりました。転職サイト(J-RECIN)にも掲載があり、業務内容を確認したところ、①研究の知識・経験を生かせる、②チームではなく個人ベースの仕事、③在宅勤務ができる、④長く仕事が続けられる、の4つの点で自分にとって魅力的な職場でした。早速応募して、大学の任期満了のタイミングでIPCCに転職できました。

好奇心旺盛のため、大学では比較的広めの領域を対象に研究してきましたが、IPCCでもグループが担当するいくつかの専門分野を幅広く担当することになりました。調査案件を通じて、新たな技術と触れ合うことで知的好奇心が刺激され、視野も広がるので、この仕事にはとても満足しています。また、大学では、常に厳しい競争関係に晒されているため研究室にはピリピリと張りつめた空気がありましたが、IPCCでは、温和な同僚に囲まれて心地よく仕事ができます。これから、様々な技術と触れ合って仕事を楽しみながら、長く働き続けたいと思います。

pagetop