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先輩を知る

矢澤 克美

前職での知識経験が活かせ
実務でさらに能力アップ

機械B部門

医療機器グループ

矢澤 克美

2015年10月入団

大学研究機関出身

  • 30~40代からの転職活動

    任期付き研究員として勤務しつつ転職先を探していた際、知人からの紹介でIPCCのことを知りました。40歳前後で知財の実務経験が少ないという状況で、弁理士事務所や企業からは良い返事はもらえませんでしたが、IPCCは、大学や研究機関での知識・経験に基づいて、年齢の問題は無く採用されました。専門としていたバイオ技術の分野ではなく医療機器分野での採用となり、最初は戸惑いましたが、特許文献は基本的には論理的に記載されているので、毎日のように読んでいると確実に経験値が増えます。上司や同僚は、特許法の知識や機器開発の経験豊富な方ばかりなので、もし分からない技術があっても、快く教えてもらえます。

  • 研究職出身で生かせる経験

    大学・研究所の発表では、研究テーマの動機付け・実験手法・結果・考察といった流れで論理的にかつ分かり易く他人に伝えることが必要ですが、特許庁の審査官に検索で見つけた文献を説明する際に、この経験は大いに役立っています。どこまでがこれまでに分かっていて何を解決したいのか、発明者はなぜそのような構造を採用したのか、それにより何が解決されるのか、一連の流れは、よく似ていると思います。また、審査官の質問の中身を理解し、適切に回答するのも、学会発表における質疑応答の経験が役立つと思います。また、私の場合、医療機器の知識はそれほどありませんでしたが、様々な実験器具・システム等を使った経験がありましたので、こんな感じで動くのではないかとイメージしながら文献を読んでいます。

    研究職出身で生かせる経験
  • IPCCの魅力

    こんな技術があるのではないかと予想を立てて調査を行い、想定した通りの文献、あるいはそれ以上の文献が見つかった時は達成感があります。自分の仮説通りの実験結果が出た時の高揚感に通じるものがあります。また、期待通りの文献が見つからなかったとしても全くの無駄ではなく、自分が調べた範囲には無いという情報を審査官へ報告できます。
    会議などはほとんどなく、どの調査にどのくらい時間をかけるか、自分でかなり自由に設定できるので、勤務中に保育園からの急な呼び出しがあっても、柔軟に対応することができます。
    転勤も無く、70代まで勤められるのも魅力と言えます。研究員時代は、限られた期間内に成果が出るだろうか、数年後にはどこに引っ越すことになるだろうか、そもそも次の就職ができるのだろうか、という危機感が常にありましたが、そういった心配はなくなったと思います。
    入団直後の最初の研修はなかなかハードです。また、今までほぼ触れたことの無い法律知識を習得するのには、体力も必要です。検索業務は、高い集中力を必要とするので大変ではあるのですが、30代、40代の研究者の新たな挑戦先としては、IPCCは魅力的な職場ではないかと思います。

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