特許検索競技大会2015 国際セクション
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特許検索競技大会の参加者は年々増加しており、その取組は近年海外でも注目されています。 特許検索競技大会2015では、IPCC創立30周年の記念事業も兼ね、これまでの通常の大会に加え、 将来の国際化の検討も視野に入れた新たな取組として「国際セクション」を同時開催しました。
「国際セクション」は、海外からのゲスト参加者等が、特許検索競技大会2015の問題に 海外データベースを用いてチャレンジし、その後意見交換を行うことで、日本の取組を海外でも より深く理解してもらうとともに、海外参加者からの知見を得ることを目的に実施しました。
国際セクションは、米国、欧州、韓国、台湾から、それぞれ２名ずつ計８名の海外ゲスト参加者に、 日本から過去の大会受賞者２名を加えた、計１０名で実施しました。
海外からのゲスト参加者は、PIUG(Patent Information User Group)の運営関係者や、 各国特許庁の先行技術調査の外注先であるPIPC（韓国）、PSC（台湾）等の推薦を受けた 特許検索のエキスパートです。
≪国際セクション参加者≫
【Europe】
Ms. Lisbeth Gauguin, Coloplast A/S
Dr. Alfred Reitermann, Siemens AG Corporate Technology
【Korea】
Mr. Hyun Suk Cho, PIPC (Patent Information Promotion Center)
Mr. Younghun Kim, PIPC (Patent Information Promotion Center)
【Taiwan】
Mr. Hsin-wei Su, PSC (Patent Search Center)
Mr. Yao-yu Yang, PSC (Patent Search Center)
【United States】
Ms. Andrea Davis, Nuvasive Inc.
Mr. Ron Kaminecki, Kaminecki IP
【Japan】
Mr. Toshihiro Nakane, NGB Corporation
Mr. Kenichi Shizuno, AZTEC Corporation
出題は、特許検索競技大会2015の問題のうち、知財の基礎知識を問う問題（問1）は除外し、 実際に検索及びスクリーニングを行う問題（問2,問3）のみが対象となりました。分野は機械分野のみとし、問題は英文翻訳したものを配付しました。 なお、国際セクションは、表彰や認定の対象外とし、参加者の順位付け等は行いませんでした。
利用データベースは、以下の海外商用特許検索データベースから2つを選択できることとし、 検索に用いる言語は任意ですが、解答文献は英語ファミリーのあるものに限定しました。
※国際セクションで利用可能な海外商用特許検索データベース【アルファベット順】
01: LexisNexis TotalPatent
02: Orbit.com
03: PatBace
04: ProQuest Dialog
05: STN
06: Thomson Innovation
大会翌日（９月６日）には、国際セクション参加者と実行委員によるReview Meetingを開催しました。
Review Meetingでは特許検索競技大会の歴史の紹介、問題の解説と結果レビュー、大会に関する意見交換を実施しました。
Review Meetingの詳細については、（一財）日本特許情報機構（Japio）発行の『Japio YEAR BOOK 2015』に実行委員会委員長が寄稿している「特許検索競技大会 Patent Search Grand Prix 2015 開催報告」をご覧ください。
『Japio YEAR BOOK 2015 寄稿集』（Japio WEBサイトへ）
